私の仕事−1
小松社会保険労務士事務所

 弁護士さんや税理士さんと違って社会保険労務士がどんな仕事をしているのかお分かりになる方は少ないのではないかと思います。私自身、サラリ−マン時代にはこのような資格があること自体意識したこともなく、同じ健保組合にいた若い女性(合格されました)が、社会保険労務士の資格を取るため学校に通っていると聞いたときいて関心を持った程度でした。健康保険組合の仕事も面白くていろいろ勉強したり、車いすテニスの手伝いをやったりしているうちに、60歳で定年退職しても、私の死亡推定年齢90歳までは先が長いので、50歳からの選択定年制を利用して早期退職をと考えながら時間が過ぎ、入社して時に2年間事業場勤務を経験して以来の事業場勤務となったのを機会に退職して、今までの経験と知識を生かそうと思い資格を取り開業しました。開業して、右往左往している間に、社会保険労務士とは、こんな仕事かと最近分かるようになったというのが現状です。

   私の名刺を見ると、表に「医事業務支援センタ−,小松社会保険労務士事務所」と二段に印刷してあります。裏面には、「労働保険・社会保険の届出・事務処理全般<労災保険・雇用保険・厚生年金・健康保険>、就業規則等の諸規程の作成・変更事務、人事・労務管理・年金に関する相談、給与・賞与計算、助成金等の申請手続、レセプト点検・医事業務関係、パソコンソフトの作成指導(ワ−ド・エクセル)」となっています。これが社会保険労務士の仕事かというというとちょっと違っています。医事業務支援センタ−との名称を名乗っているように、点数表の解釈、病名と診療内容のチェック、医療経営に関する事項は私の事務所が他と大きく違うところです。これらの仕事はニチイ学館などの学校や労働者派遣事業者などが行っていますが、私の事務所の特色は、健康保険組合の側から医療について勉強してきたことと支払基金出身者の方々の支援体制も得ていることで、どこにも負けない実力を有していると自負しています。ただ、診療内容に関しては、医療費の支払側(保険者)の立場に立って、点数表の適正な適用から指導をおこなっているため、これもダメ、あれもダメとの指導となってしまい、医療コンサルタントから「こうすれば点数が上がる」との指導を受けたと聞きため息をつかざるを得ないことが多々あります。

 本来の社会保険労務士の業務となると、医事関係とパソコンソフト作成を除いた業務ということになりますが、特に関心を持っているのが就業規則や賃金制度の見直しです。二つとして同じものが無い、その事業所独自のものを作り上げていく面白さというものがあります。手抜きをしようと思えば就業規則作成の手引書など本屋さんに売っていますし、労働基準監督署にいけば雛形がおいてあります。しかし、これらは労働基準法の規定そのままですから、その事業所にあったように、またよりよい労働条件の提案をするにはどうすればよいかを考えるのが面白いところです。こうした当たりを考えていく上で、長かった(株)中電工本店での経験に大いに助けられています。

 これらが私の事務所の二つの大きな柱といえいます。社会保険労務士としては少し異型ではありますが、自分の得意とする分野の旗幟を鮮明にすることはどんな事業体にも必要なことだといえます。例を診療所にとると、診療科を沢山掲げることよりも、自分の最も得意とする分野を明確にすることによっておのずと進む方向が見えてくるといえます。パソコンソフトの作成もあげていますが、これなどは「読み書きそろばん」に代わり、今の時代ごく当たり前のことと思われますが、エクセルを使うにしても自分ひとりの業務ではなく、同僚の仕事との連携がとれるようにシステム化して使えるかというとそこまではまだ無理があるというのが現状ではないでしょうか。私の場合、会計業務を除いた事務的な業務全般を対象としたコンサルタントだといえます。

 あと一つ、仕事とは関係のないいくつかのボランティア活動むしろ社会活動といった方がいいのかもしれませんが、駆け出しの社会保険労務士としては仕事もせず?、いや、仕事も無く、こちらの活動ばかりで、クエナイ社会保険労務士街道を歩んでいます。仕事は無くてもやらなければならないことは沢山あり、まず行動を起こさねばならないので、手始めに、異業種交流会としてのエクレシア・ネットを立ち上げたいと考えています。  

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