インドネシア人技能実習生強制帰国事件

名 前

 A君ほか 17名(インドネシア人男性)

会 社

 坂出市の造船所

研修種目

 不 明

協同組合

 不 明

概 要

  休日もなく毎日残業もあるが一切支払われていなかったが、お祭りで休みになったので出かけてインドネシア人の技能実習生と
 知り合い自分たちが不当な扱いを受けているのを知り、社長に話したら帰国させられることになった。

第1報

 松山市のO社労士から

問題点

 @残業代の問題が出た途端帰国させられることになったこと。
 A送出機関からの提案内容不明
 B言葉の関係で直接連絡が照れる体制が取れなかったこと

経 過

2012年
6月11日
22時29分

  松山のO社労士から、坂出市の造船で働くインドネシアの技能実習生18名が強制帰国させられるとの連絡が九州の大学の
 O先生から入ってきたが対応可能かと連絡があり対応することにした。
 【内容】
 @1か月30日労働の契約で日曜も休みがないとのこと。
 Aお祭りで休みとなり、町に出てインドネシア人の技能実習生と知り合い、自分たちの働き方が異常であることがわかり、社長に話
  をした結果、帰国させられることとなった。
 B帰国日時は未定であるが、今日、9名がパスポートを返され、市役所に外国人登録証を返しに連れて行かれた。
 C残りの9名は明日市役所に行くとのこと。
 D母国に保証金を置いており、これを取られることを怖がっている。
 E争ったらいくらもらえるのか、費用はどうかを心配している。

6月12日
10時57分

 @O先生から電話で状況報告がある。
 A今晩本人たちがどうするか相談するので結果を報告する。
 Bアパートから坂出駅まで自転車で50分ぐらいかかり、全員に自転車がない。
 C警察の場所等地理的には疎い。
【対応】
 @スクラムユニオン土屋委員長に連絡を取り保護に向かう体制をつくる。
 AO社労士から坂出のT神父さまに御堂での宿泊許可を得る。
 BT神父様が翌日以降研修センターの利用許可を取るとのこと。
 CT神父さまも移動時の車の手配は可能とのこと。
 Dインドネシア語の通訳も2名確保できる。

6月12日
23時34分

 @O先生から電話
 A22時ごろから集まって話をしており、終わると電話が来ることになっている。がまだ報告がない。
 B彼らがジツコに相談に行ったとき、インドネシア人から励まされたが、その後、ジツコから「何が必要かと」問い合わせがあり、「貯
  金を返してもらっていない」と答えると「話しておく」との回答のみで何もしてもらえないことにがっかりしているとのこと。
 C通訳の一人は琴平在住で日本に11年おり幼稚園と小学校の子供がおり通訳に支障はない。スマトラの送出機関に日本人の知
  り合いがいるとのこと。
 D彼らの友人Fから20時30分ごろ電話があり、A君の仲間からユニオンに依頼したときの費用等を聞かれたので、A君に伝えたと
  話、再度伝えた。
 E徳島にモスクがあり、そちらでの保護も選択肢の一つとしてはとのこと。

6月13日
23時19分

 O先生からの電話
 @インドネシアの家族に電話すると送出し機関から日本の第1次受け入れ機関に連絡が入り、保証金は返却し、残業代(金額未定)
  も支払うとのことで喜んでいるとのこと。書類にサインはしたとのこと。
 AO先生からの情報で、1日1時間の残業、日曜日の賃金と土曜日の25%部分を計算すると70〜80万円程度となると伝えると、
  これを連絡するかとの質問がある。
 B 実態がわからない状況での計算にすぎないため、計算方法だけ教え、あとは自分たちで判断してもらえばよいと回答する。
 C何故このような解決が見られたか、疑問が残る。送出し機関もしくは社長と懇意な技能実習生から彼らの動きがしられてこうした
  結果となったと考えられる。
 D残業代をいくらと計算してくるのか、住民税の問題等本人たちの手に渡る額等がいくらか危惧される。
 EO先生に残業代がいくらとなったか、協同組合がどこか聞いてもらうよう頼む。

6月27日

 O先生からのメール
 小松様
 Aくんたちが明日帰国します。
 先ほど電話で話をしました。
 結局、会社側は、小松さんから教えていただいた計算方法で彼らが計算してみた金額の90%を支払ってくれたとのことでした。
 10%については、旅行にも連れて行ってくれたし、それで十分だと言って、
 明るい声で話していました。
 それから受け入れ先の組合(第一次受け入れ機関)の名前はT組合とか言っていましたが、
 どんな漢字なのかはわかりません。
 機関紙、ありがとうございます。
 うっかりメールに気が付いていなかったため(申し訳ありません!)
 これから読ませていただきます。
それではご報告まで。
 いろいろとありがとうございました。
 また何かありましたら(ないことを祈っておりますが)、どうぞよろしくお願いいたします。
(今回の件を最初に連絡してきたFくんによると、
 今回のA君たちと女の子たちが同じような状況にあるそうですが、
 運命だと受け入れているとのことです。)