JB技能実習生暴行事件

 名 前

 JB (フィリピン人男性 )(型枠大工)  東広島市

 会 社

 M建設工業(株) 大工  東広島市
 (有)F工務店(7ヵ月)→大分の会社(5ヵ月)→M建工(11ヵ月)→M建設工業(株)

 協働組合

 II→JB→IB

 事件発生

 2011年3月23日 15時15分ころ

 傷病名

 左肩鎖骨骨折、顔面外傷

 加害者

 同僚の日本人社員

 第一報

 事件翌日、実習生の知人のフィリピン人からスクラムユニオン土屋委員長に連絡があり、Yさん(フィリピン人女性)から連絡を取ってもらう

 問題点

 1.2年間に、会社を4社、協同組合を3組合代わっていること
  @最初の会社は技能実習生への暴行事件で受入停止となった。
  A2番目の会社(大分)を除き勤務場所は受入停止となった会社だった。
  B事件発生時の会社は受入停止となった妻が経営する会社であった。
 2.外国人登録証の住所地と現実の居住地が違う
  @3番目と4番目の会社勤務時は実際の居住地は最初の会社の時と同じであるが、外国人登録書状は他の郡・市にあった。
 AK町に住んでいるのは秘密にすること。K町のアパートに警察が来たら遊びに来ているというように指示されている。
 3.負傷当日病院に連れて行っていないこと
 4.協同組合と会社が「サインしなければ帰国させる。」と脅迫して示談書にサインさせたこと。
 5.社会保険は事業所の適用届が出されておらず、4月1日付で手続がされ残りの2名についてのみ加入させた。
 6.会社が退職扱いとしないため失業保険は受給できなかった。
 7.大分にいた期間を除けば受入停止となった会社で働き、そこから賃金が出ていたと考えられる。
 8.送出機関からユニオンは金儲けのために動いており、入管のブラックリストに載るなどの脅しのメールか本人にある。

 生活について

 1.住居は教会の一室を費用負担なしで提供してもらった。(10か月間)
 2.生活費として月5万円貸付け、裁判後返金してもらった。
 3.弁護士への着手金も同様。

 【経過】

 暴行の原因

 屋外で作業中、屋内にいた加害者がくぎ抜き銃を打ってきたのでやめるように言うが止めず、冗談と思い「へたくそ」と言うと、ハンマーを投げつけてきた後、けれん棒で殴られ、押し倒さされた。倒されたとき加害者の体の重みで鎖骨を骨折し、倒れた後ぼこぼこに殴られ額に数針縫う傷を負った。

 事件当日

 @ 知り合いのフィリピン人に警察に連れて行ってもらい、警察が救急車を呼んで病院に搬送される。
 A 社長とあと2名の技能実習生が病院に来て、社長から、「怪我した本当の原因は人に言わないこと。」また何か聞かれたら「日本
  語分からないといいなさい。」、「B社長に謝れ」といわれた。これを聞いていたK(夫)さんが「逆にフィリピン人に日本人がやられた
  らどうしていたのか。」と言い争いがあった。

 事件2日後

 @ 警察に確認すると被害届は出ていないとのことで明日本人と被害届すると伝える。
 A 警察から、「社長が本人を連れて被害届は出さないと言って来ている」と電話があり、脅されているためで明日同伴して届を出
  すと伝える。
 B 会社に帰ると協同組合のK氏から「この問題を警察に云ったらフィリピンに帰らされることになる。」と言われ、社長からは、「フィ
  リピンに帰りたいのか。帰りたくなければ警察に被害届をしないこと。」といわれ示談書にサインさせられた。
 C 社長から、明日、「小松と交番に行きたいか、それとも私とどこかに行きたいか。」と問われたので、社長と行きたいと答えると明
  日の朝7時に江田島に行くといわれた。
 D 同僚のフィリピン人二人は行かないし、殺されるのではないかと思い怖くなり、Yさんに迎えに来て保護してもらうよう電話した。
 E 午後10時ごろアパートに迎えに行き、呉教会で帰国まで居住。

 その後の経過

 @ スクラムユニオンひろしまに加入させて交渉に入る。
 A 当初協同組合と交渉に入るが話し合いがまとまらず、会社に団交申し入れをするが団交当日(4月30日)社長は会社にはおらず
  団交中止となる。
 B 5月2日フィリピンの送出機関の社長からJ実習生にユニオンは金儲けのため動いているのでやめるようにとのメールがフェイス
  ブックでくる。
 C 解決に向けた誠意が見られない弁護士に依頼し5月25日に東広島警察署に刑事訴訟する。
 D 年末に示談成立