F保証金・貸付金・借金等


 技能実習生が母国に保証金を積んでくることは認められていませんが、中国、ベトナムやインドネシアの技能実習生は保証金を積んできています。フィリピン人技能実習生からは保証金を積んできているという話はこれまで聞いたことがありません。ただ最近、来日前に送出し機関が行う職業訓練の費用については返済の必要があるとの話を聞きました。その技能実習生が自分の時は6万円程度だったが、2012年の入管法改正を境にしてかどうか確認が取れていませんが、最近来ている人たちはその費用が30万円となっており、毎月1万円を賃金から控除されているとのことでした。当然途中帰国となると残高がそのまま借金として残ことになり帰国後返済を迫られることになります。
 こうした保証金や訓練費用など名称を問わず技能実習生達にとって問題提起する際には大きな精神的負担として圧し掛かってきています。
 日系人については、保証金ではないのですが、渡航費用と当座の生活費の貸付を日本の派遣会社から受けており、その借金を返すまでは、どんなにひどい職場でも我慢せざるを得ない状況があるようです。
 相談に来た技能実習生から、仕送りすると生活できないため技能実習生や日本に住んでいるフィリピン人などから借金をしていると聞きました。その理由は、日給であるため、年末年始やゴールデンウイークまたお盆など休日の多い月は送金すると自分の生活費が残らないため借金せざるを得ない状況があるためです。相談に来た6名の内、5名は5万円から25万円の借金があると話してくれました。内2名は、家族の死亡で帰国せざるを得なかったとの事情もあります。こうした事情から残業をしたい思いを強く持ちながらも、残業代問題でユニオンに加入して戦うと、残業をやらせてもらえない状況も発生し、かなり厳しい状況に追い込まれることも少なくありません、
 これまで10%とか20%の利率でお金を貸しているフィリピン人や日本人がいるとは聞いていました。また同僚間の貸し借りがトラブルになっていることも聞こえてきてはいましたが、技能実習生についてはこの話が初めてなので、相談があれば確認事項の一つとしておきたいと考えています。