平成20年度社会保険労務士労働基準法問題

【問7−A】正解

[問題解説の主旨]
 法第101条第1項の条文通り。

[条文]
第101条 労働基準監督官は、事業場、寄宿舎その他の附属建設物に臨検し、帳簿及び書類の提出をもとめ、又は使用者若しくは労働者に対して尋問を行うことができる。
A 前項の場合において、労働基準監督官は、その身分を証明する証票を携帯しなければならない。
第102条 労働基準監督官は、この法律違反の罪について、刑事訴訟法に規定する司法警察官の職務を行う。
第103条 労働者を就業させる事業の附属寄宿舎が、安全及び衛生に関して定められた基準に反し、且つ労働者に急迫した危険がある場合においては、労働基準監督官は、第九十六条の三の規定による行政官庁の権限を即時に行うことができる。

[解説]
 労働基準監督官は刑事訴訟法第190条に基づき労働基準法第102条で「司法警察官の職務を行う」と規定されています。労働基準法上労働基準監督官が行える業務は、方第101条の帳簿及び書類の提出また使用者や労働者に対する尋問そして付属寄宿舎で「安全及び衛生に関し定められた規準に反する場合」には「その全部又は一部の使用停止、変更その他必要な事項を命ずることができる。」とされています。しかし危険有害物質を取り扱う業務や建設現場等で安全管理上の措置がとられていない場合の業務停止命令等については、労働基準法ではなく、労働安全衛生法第98条の規定に基づいて行われることになります。