平成20年度社会保険労務士労働基準法問題


【問6−D】誤り

[問題解説の主旨]
 条文を正確に読んでいるがどうかの問題といえます。

[条文]
第67条 生後満一年に達しない生児を育てる女性は、第三十四条の休憩時間のほか、一日二回各々少なくとも三十分、その生児を育てるための時間を請求することができる。
A 使用者は、前項の育児時間中は、その女性を使用してはならない。

[解説]
 条文を正確に読み込んでいれば問題がありませんが、往々にして中途半端な読み方となるので注意する必要があります。条文は「生後満一年に達しない生児を育てる女性」と女性に限定しています。また、【問6−C】にしても、「妊産婦が請求した場合」とあるように「請求がない場合」には残業も休日労働もさせることができることになります。条文は正確に読み込んでおかなければ思わないところで足をすくわれることになります。

 育児時間については、実務上、次の点に注意しておく必要があります。
 @1回1時間として始業時間からまた終業時間前に請求することもできますし、有給とするか無給とするかは就業規則で定めればいいといえます。また、この条文は1日8時間勤務を前提として考えられているため、1日の勤務時間が4時間以内の場合には、1日1回の育児時間を与えればいいとされています。