平成20年度社会保険労務士労働基準法問題


【問3−C】誤り

[問題解説の主旨]
 毎月一回以上払いの原則から、条文中の臨時に支払われる賃金についての設問で、施行規則第8条の知識を問われています。

[条文]
【問3−A】参照
【施行規則】
第八条 法第二十四条第二項但書の規定による臨時に支払われる賃金、賞与に準ずるものは次に掲げるものとする。
 一 一箇月を超える期間の出勤成績によつて支給される精勤手当
 二 一箇月を超える一定期間の継続勤務に対して支給される勤続手当
 三 一箇月を超える期間にわたる事由によつて算定される奨励加給又は能率手当


[解説]
 賃金は、毎月一回以上支払う必要がありますが、条文中に、「臨時に支払われる賃金、賞与その他これに準ずるもので厚生労働省令(施行規則第8条)で定める賃金(第八十九条において「臨時の賃金等」という。)については、この限りでない。」と定められていますので、設問の精勤手当は臨時の賃金と見なされることになります。
 通勤手当を4月と10月に6ヶ月定期券相当額を支給することが可能かとの問題がありますが、これについては、「通勤定期件は法第11条の賃金であり、また、6ヶ月定期乗車券であってもこれは各月分の前渡しと解する。」(昭33.2.13基発90号)とされています。
 また、年俸制の場合の賞与については、賞与を含めて年俸額が決定されておれば、年俸額/12で支給する必要がありますが、賞与の額については、支給時に決定するという内容であれば通常の賞与と同じ扱いになります。蛇足ですが、前者の場合、割増賃金を計算する場合の基礎給に賞与の額も含まれることになります。