中国地方の外国人の人数


 私たちの周りに外国人がどの程度住んでいるのかは法務省から市町村別の統計が出ていますが、各市町村ごとの細かな情報となるとが市町村のHPを見ても詳細な報告がされている例はなかなか見つからず隔靴掻痒の所があります。ましてや外国人カトリック信者の人数となると雲をつかむ状態で教会に名簿すら存在しないエイリアン状況といえます。
 広島教区(中国5県)の信徒数は2015年の統計(カトリック中央協議会のHP)では20,672人となっています。外国人信徒数について推計すると次のようになります。各母国でのカトリックの割合は、フィリピンが約83%、ブラジルが73%、ベトナムが10%程度のようです。
 これで計算してみると、フィリピンが8,705人、ブラジルが3,969人。ベトナムが988人の合計13,662人となります。この表にないペルー人は中国5県で3,949人います。同様に母国のカトリック率89%を乗じると3,515人となり、合算すると17,177人となります。その他の国は不明ですが同数程度の外国人信徒がいると考えて良いようです。日本のカトリック教会は高齢化が進み既に外国人抜きにしては教会運営が成り立たないところも出てきています。島嶼部やバスの便の悪い地域に住んで教会に来ることができない人達が大多数かもしれません。私の家の近くのプロテスタント教会は立地条件の悪さを克服するためマイクロバスの定期便を出して信者さんの送迎を工夫しています。
 中国人を除いた外国人の人数分布から見ると、フィリピン人が一番多いのですが、広島県では、福山市、東広島市、北広島町がフィリピン人よりベトナム人の方が多い状況です。他県では、数年たたずにベトナム人の方が多くなると考えられる状況です。特に岡山県はベトナム人が格段に多数を占めている状況にあります。そのためか岡山教会ではベトナム人技能実習生からの相談が最近増えていると聞いています。フィリピン人からはどうなのか不明です。
 外国人の問題でバタバタしていると思っていても広島・呉の極々一部のフィリピン人達だけの問題でしかありません。この表を見て問題の大きさを痛感させられてしまいます。

 市区町村別 国籍・地域別 在留外国人(上位9か国・地域)  2015年12月 
市区町村
総 数
中 国
フィリピン
ブラジル
ベトナム
 広島県42,89914,0026,2652,2804,859
   広島市16,6645,1841,7304561190
   呉 市2,991612799440431
   竹原市1852394418
   三原市1,803591333138185
   尾道市2,10339670058251
   福山市7,4092,7531,1854311,451
   府中市41017782254
   三次市4921151573832
   庄原市3266296781
   東広島市5,3962,673301230422
   廿日市市1,06735521829132
   安芸高田市551207398381
   江田島市67319618410122
   海田町8151435427954
   北広島町3861011827130
 鳥取県3,9651,14750324453
 島根県6,6001,6778352,193362
 岡山県22,4398,2631,6828432,939
 山口県13,8753,2561,203971,269