平成28年度フィリピン人労働者を支援する会の活動報告


(1) 活動報告
 平成28度は江田島のミサ(月1回)と無料法律相談会(2か月に1回開催)を中止したのが前年度との大きな違いでした。それ以外では件数的にも内容的にも大きく変わるところはありませしたが、前年度対応し帰国した福岡県の農業の実習生4名と相談に来ると言って来なかった人たちからの相談があり福岡に数度出かけました。新幹線を利用すれば時間的には県内の移動とさして変わらなくても金銭的な負担が重くのしかかってきます。現地のユニオンに依頼するとなれば外国人問題の経験があるユニオンでなければ無理があるため苦慮するところです。そうした面では、カトリック岡山教会で開催された岡山鳥取ユニティー(J-CaRM)主催のセミナーを通じて岡山鳥取ユニティーが脱退一時金関連の手続きに取組み始めベトナム人実習生との関係が深まり相談窓口ができたのが大きな成果と言えます。従来から連絡を取合っているカトリック東京国際センター(CTIC)には対応を依頼するばかりでしたが、今回初めて岡山市のJFC親子の問題の対応依頼を受けました。明日帰国させられるとのことから夜、保護に出向き、生活保護の申請、子供の小学校の手続また就職先の世話等への対応を行っています。各教区間でのこうした連携体制の確立が必要と思いますが遅々として進まないのが現状です。ただ岡山のJFCの問題については、私が3月初めから現在に至るまで入院生活を送っているため通訳をお願いしている人たちが中心となって動いてくれたことは私がいなくなっても活動が維持されていくのではと期待をしています。
 実習生の問題では、帰国が近くなった実習生から労災の後遺症のことで相談がありました。会社に連絡しても動く気配はないため対応しましたが、労災病院や労基署の協力により帰国までに後遺障害の給付を受けることができました。婚姻関係の問題では、人身売買的な内容のものがあり、離婚問題からフィリピンでの婚姻無効裁判費用を請求する調停を起こしています。裁判に進むことになると思われますが、婚姻問題では泣き寝入りする人ばかりであるためこの件はフィリピン女性を力ずけるものとなり、遊び半分の日本人に対する警告となることを祈っています。
 平成29年度の活動は中止なり大幅な縮小をせざるを得ませんが、法律無料相談会は現在の支援ネットワーク維持のため復活する必要があり、また江田島のミサについては個人で取組む問題ではないため教会が取組むように働きかけたいと考えています。


相談記録に残したもの58 件(実習生関連=19件、その他=39件)の内訳      (その他)
労 働 問 題
婚姻
関係
DV
在留
資格
不法
就労
税金
関係
年金
関係
その他
講演
脱退一時
金の所得
税還付
和解金送付
強制帰国
賃金残業
労  災
暴  行
17
講演 大村市 H28.9.5  日本キリスト教団長崎地区社会部集会 日本で暮らす外国人のかかえる問題
                〜 フィリピン人技能実習生の問題を中心として
    岡山市 H28.11.5  岡山鳥取ユニティ 外国人技能実習制度・実習生の現状・私たちにできること

国別等
フィリピン
ベトナム
ブラジル
日本
フェースブック(再掲)
(フィリピン人とベトナム人)
国内から
フィリピンから
45

市町村別
広島市
廿日市市
呉市
江田島市
東広島市
三原市
岡山市
福岡市
東京都
名古屋市
その他
フィリピン
12
24

(2)収支報告 (平成29年3月31日)
収    入
支    出
 会   費(  名)
交通費
74,540
 維持会費
雑費
11,900
寄付金(16名)
135.000
 
 
受取利息
 
 
貸付金戻入
 
 
 
前年度繰越金
557,158
次期繰越金
605,726
合  計
692,166
合   計
692,166
※ 雑費はH28.12に開催した支援者(弁護士・通訳)との食事会(6名)に半額補助したもの。